バーレーンGP、スペインGPとタイアの表面のトレッドが剥がれるというアクシデントもあって批判が高まっている今シーズンのピレリタイア。

しかしピレリばかりに批判が集まるようだが、現在のようなピットストップが増えてエキサイティングなレース展開になるようにと要望したのはF1を統括する組織であるFIAであってピレリはその要求にしたがってタイアを制作したに過ぎない。

そもそもライフの短いタイアを作るというのはメーカーとしてのマーケティングとしてはリスクの高いものである。

なにしろ本来は性能の高い市販車用のタイアまでもが性能が低いと一般消費者にイメージを植えつけられる危険があるからである。

そういうリスクを受け入れてまでもFIAのF1を面白くしたいという要望にしたがってくれたピレリには私は感謝こそすれ、批判するべきではないと思っている。

特にF1用のタイアにピレリの最高ブランドであるPゼロの名称を付けてまで供給してくれているピレリには感謝をしなくてはならない。

一部のチーム、(某ドリンクメーカーチーム)がF1はタイアを持たすための競技ではなく速さを競うためのものであると批判しているが、私に言わせれば、この批判は全くの的外れであると私は考えている。

与えられた道具、規則の中で一番速いものを決めるのがフォーミュラをはじめとした競技レースである。

それを自分のチームのマシンに合わないからと言ってピレリタイアのせいにするのは、はっきり言って卑怯である。

そもそもピレリが今シーズンのようなスペックのタイアを作ってくることはシーズンが始まる前からF1チームは理解しているはずである。

現にピレリタイアをうまく使いこなして、いい成績を残すことに成功しているチームは複数存在する。

自らのマシンコンセプトが間違っていた事実を認めることなく他者を誹謗中傷するのはひきょう者のする所業である。

よってピレリへの批判は全くの的外れであると私は思うのだ。