日本時間の昨日午後9時より行われたF1第15戦シンガポールGP。



初のナイトレースはストリートコースということでセーフティカーが2度も出動する面白い展開となった。



ポイントとなったのは最初のセーフティカー出動時である。



ネルソン・ピケにより発生したこのセーフティカーでまず、ロベルト・クビカとニコ・ロズベルグがピットクローズと時に給油をおこなったために両者ともに10秒のストップアンドゴーペナルティを受けることとなった。




15番手からスタートしたフェルナンド・アロンソは軽い燃料で第1スティントをタイムのあまり出ないソフトタイアを消化して第2スティントはハードタイアを履いてのロングスティントを敢行。



この作戦が大きくルノーの前進を後押しした。




ピットオープンとなった後は各車ともに1度目のピットストップが迫っていたために続々とピットイン。



しかし、ここでフェラーリチームが大きなミスを起こす。




フェラーリはマッサ、ライコネンを同時にピットインさせるスクラブ体制で給油を済ませようとしたのであるが、最初にピットインしたマッサが勇み足。



ローリーポップマンがいまだに給油口からリグを抜いておらず、ピットサインも赤であるにもかかわらず発進。



マッサは給油ホースを根元から引きちぎるという稀に見る愚行を犯す。




これによりピットイン時にトップを走っていたマッサは一気に最下位に転落。




フェラーリはさらにレース終了直前でライコネンまでも縁石を深く踏み込んだためによりマシンが跳ねてしまい、ウォールにヒットしてリタイア。




昨日のシンガポールGPはまだに今シーズンのフェラーリを象徴しているようであった。





セカンドスティントをロングにしたアロンソの作戦は大成功。



2度目のセーフティカー導入で2位ロズベルグ、3位ハミルトンとの差が一気に縮まっても、セーフティカーがインした後は圧倒的な速さで後続を引き離し優勝。




アロンソの優勝はもちろん今シーズン初勝利で通算20勝目の記念すべき勝利となった。




日本勢では8位に中嶋一貴が入り、久しぶりのポイントを獲得している。





第15戦シンガポールGPの結果はこちら。



1位  フェルナンド・アロンソ(ING・ルノーF1チーム)

2位  ニコ・ロズベルグ(AT&TウィリアムズF1チーム)

3位  ルイス・ハミルトン(ボーダーフォン・マクラーレン・メルセデス)

4位  ティモ・グロック(パナソニック・トヨタ・レーシング)

5位  セバスチャン・ベッテル(スクーデリア・トロ・ロッソ)

6位  ニック・ハイドフェルド(BMWザウバーF1チーム)

7位  ディビット・クルサード(レッドブル・レーシング)

8位  中嶋一貴(AT&TウィリアムズF1チーム)

9位  ジェンソン・バトン(ホンダ・レーシングF1チーム)

10位 ヘイキ・コバライネン(ボーダーフォン・マクラーレン・メルセデス)

11位 ロベルト・クビカ(BMWザウバーF1チーム)

12位 セバスチャン・ブーデ(スクーデリア・トロ・ロッソ)

13位 フェリペ・マッサ(スクーデリア・フェラーリ・マールボロ)

14位 ジャンカルロ・フィジケラ(フォース・インディアF1チーム)

15位 キミ・ライコネン(スクーデリア・フェラーリ・マールボロ)

16位 ヤルノ・トゥルーリ(パナソニック・トヨタ・レーシング)

17位 エイドリアン・スーティル(フォース・インディアF1チーム)

18位 マーク・ウェーバー(レッドブル・レーシング)



以下リタイア


ルーベンス・バリチェロ(ホンダ・レーシングF1チーム)

ネルソン・ピケ(ING・ルノーF1チーム)






バレンシアと同じ、ストリートコースということで退屈なレースになるのではと危惧されたシンガポールGPであるが、終わってみれば非常にエキサイティングで面白いものとなった。



ナイトレースもまずは成功。



素晴らしいイベントであった。