2004年に世界1位に上り詰めて以来、4年以上にわたって男子テニスの世界の頂点に君臨してきたロジャー・フェデラーの時代が終わろうとしている。




今シーズンのフェデラーはATPテニス・マスターズシリーズでの勝利なし、四大大会でも勝利なしと世界ランキング1位とは思えないほどの成績。




フェデラーはメディアに対してオリンピックに集中しているなどというコメントを出していたので今シーズンはオリンピックの金メダルを獲得するためにピークを調整していると思っていたのであるが、そのオリンピックでも準々決勝でジェームズ・ブレークに敗れて敗退。



金メダルどころか3位以内でのメダル獲得すらできない燦々たる成績となった。




これからの男子テニスをリードしていくのはこれまでフェデラーの陰に隠れて2位に甘んじてきたラファエル・ナダル。



キング・オブ・クレーと呼ばれるナダルは得意とするクレーコートでの強さは相変わらず凄まじいものだが、今シーズンはウィンブルドンでフェデラーを下して初のタイトルを獲得するなど、オールラウンダーとして強さを増してきている。




ナダルは今年の四大大会では全仏オープンとウィンブルドンを制覇、マスターズ・シリーズでもモンテカルロ大会、ハンブルク大会などを優勝してタイトルを総なめにしている状況だ。




ナダルはオリンピックでも順調に勝利して準決勝進出。



金メダルよりもグランドスラムのタイトルが欲しいとフェデラーとは正反対のコメントをしていたナダルであるが、今のままいけばオリンピックも制覇して、今年最後のグランドスラムとなる全米オープンも制覇してしまいそうなほどの勢いだ。




4年半に渡り続いてきたフェデラー王朝は今年間違いなく終焉した。



たとえフェデラーが再び世界ランク1位に返り咲いたとしても、もはやこれまでのような独裁政権は訪れない。