今シーズンもF1に参戦していたものの、所属していたスーパーアグリF1チームの解散により現在はシートを喪失している状態の佐藤琢磨。



佐藤はさまざまなメディアで常にF1で走ることがすべてであるというコメントを発しているものの、現在のドライバーのラインナップを見ればほとんど空きがないというのが誰しもが認識する事実である。



特にワークスチームに関しては若手の有力ドライバーを育成プログラムにより大量に抱えているだけに佐藤程度の腕のドライバーでは割り込める可能性はゼロと言っていいだろう。




佐藤も他のドライバーと比較すれば決して劣っているわけではないが、ミハエル・シューマッハーやフェルナンド・アロンソといったスーパーなドライバーであるわけではない。




その佐藤の来シーズンの落ち着き先として上がっているのはすでにセバスチャン・ベッテルをレッドブル・レーシングに放出することが決定しているスクーデリア・トロ・ロッソ。



現在はレッドブルのオーナーであるディートリッヒ・マテシッツ所有のトロ・ロッソであるが、2010年までにはチームを売却するとマテシッツが発言していることもあって、トロ・ロッソは資金を拠出してくれるメーカーをどうしても確保したいところ。




さらにいえば共同オーナーのゲルハルト・ベルガーが来シーズンのドライバーラインナップとして経験豊富なドライバーを一人はチームに迎え入れたいとコメントしていることも佐藤にま追い風かもしれない。




4年連続チャンプカー・ワールドシリーズのタイトルを獲得してトロ・ロッソに加入したセバスチャン・ブーデであるが、F1ではあきらかにパフォーマンス不足を露呈しており、チームがブーデに満足していないことも明らかとなっている。




佐藤は少なくともF1においては90戦とブーデとは比較にならないほどに経験豊富であり、表彰台獲得経験もある速さと経験をある程度高い次元で備えたドライバーといえる。



さらに佐藤を獲得することにより、チームはホンダエンジンと共に、ホンダから資金と技術を提供してもらえるというチャンスも生まれる。




その意味では佐藤琢磨のトロ・ロッソ入りは現実味があるかもしれないと期待もしてしまう。




もし、佐藤がトロ・ロッソに加入した場合にはパートナーとなるドライバーは間違いなくGP2で好調な走りを見せているブルーノ・セナとなるだろう。