本日日本時間の深夜2時より行われたF1第7戦カナダGP。




舞台となるジル・ヴィルヌーブ・サーキットは公園の周回路を使用したストリートサーキットに近い構造となっており、最新のサーキットと比較するとランオフエリアが無いに等しい。



それだけに、毎年のようにセーフティカーが出動する波乱のレースを演出してくれるのであるが、その光景は今年も変化なく非常に面白い展開であった。



しかし、ジル・ヴィルヌーブ・サーキットを舗装している業者はなんとかならないものか?



マシンが周回すればするほど舗装が上げてジャリのように路面が崩れていくというのは現代のF1サーキットでは観ることが出来ない惨状といえる。



トヨタのヤルノ・トゥルーリがサーキットの悪条件を痛烈に批判していたが、カナダGPはこのままではF1のカレンダーから脱落する危険もあるだろう。




さて、レースは序盤でフォース・インディアのエイドリアン・スーティルがブレーキトラブルでストップしたところから大きく動き始める。



スーティルのストップした場所はランオフエリアが少なく、さらにスーティルのマシンのブレーキから火が上がり始めたためにセーフティカーが出動。




このタイミングで2ストップ作戦を選択していた上位陣は一斉にピットイン。




ここで大波乱が起きる。



トップを走っていたルイス・ハミルトン(ボーダーフォン・マクラーレン・メルセデス)がピットストップに手間取っている間に2位のロベルト・クビカ(BMWザウバーF1チーム)と3位のキミ・ライコネン(スクーデリア・フェラーリ・マールボロ)が素早くピットストップを終えてコース復帰を目指す。




しかし、この時ピットの出口は赤信号。



カナダGPでは昨シーズンにフェリペ・マッサが赤信号無視でレース失格となっている。




クビカとライコネンは赤信号を見てピット出口でストップ。



そこへ遅れてピットストップを終えたルイス・ハミルトンが赤信号を守らずにそのままライコネンのマシンに追突。



ライコネンはマシンリアを、ハミルトンはマシンフロントを壊してしまいそのままリタイア。




直後にハミルトンのコクピットカメラの映像が放送されたのであるが、ハミルトンは最初にクビカの後方のラインを走行していたにも関わらず、ぶつかる寸前にステアリングを左に切ってライコネンのマシンに追突しているのだ。




ハミルトンは否定するだろうが、これは明らかにライコネンを狙ったものであると私は思っている。



FIAは即刻ハミルトンを処分するべきである。



そうでなければライコネンの気持ちが収まらないだろう。




F1第7戦カナダGPの結果は以下。




1位  ロベルト・クビカ(BMWザウバーF1チーム)

2位  ニック・ハイドフェルド(BMWザウバーF1チーム)

3位  ディビット・クルサード(レッドブル・レーシング)

4位  ティモ・グロック(パナソニック・トヨタ・レーシング)

5位  フェリペ・マッサ(スクーデリア・フェラーリ・マールボロ)

6位  ヤルノ・トゥルーリ(パナソニック・トヨタ・レーシング)

7位  ルーベンス・バリチェロ(ホンダ・レーシングF1チーム)

8位  セバスチャン・ベッテル(スクーデリア・トロ・ロッソ)

9位  ヘイキ・コバライネン(ボーダーフォン・マクラーレン・メルセデス)

10位 ニコ・ロズベルグ(AT&TウィリアムズF1チーム)

11位 ジェンソン・バトン(ホンダ・レーシングF1チーム)

12位 マーク・ウェーバー(レッドブル・レーシング)

13位 セバスチャン・ブーデ(スクーデリア・トロ・ロッソ)



以下リタイア。


ジャンカルロ・フィジケラ(フォース・インディアF1チーム)

中嶋一貴(AT&TウィリアムズF1チーム)

フェルナンド・アロンソ(ING・ルノーF1チーム)

ネルソン・ピケ(ING・ルノーF1チーム)

キミ・ライコネン(スクーデリア・フェラーリ・マールボロ)

ルイス・ハミルトン(ボーダーフォン・マクラーレン・メルセデス)

エイドリアン・スーティル(フォース・インディアF1チーム)





優勝したのは2位からスタートしたロベルト・クビカ。



混乱にも動じることなくチームも完璧にストラテジーをこなして見事にBMWザウバーF1チームに初優勝をもたらした。



F1の長い歴史のなかでポーランド人ドライバーが優勝したのも初。



BMWザウバーは1ストップ作戦を敢行したニック・ハイドフェルドも2位に入り、初優勝のレースをワン・ツー・フィニッシュという完璧なレースを見せた。



優勝したクビカは10ポイントを追加して42ポイントでドライバーズランキングのトップにも躍り出た。




一時は2位を走行していた中嶋一貴はレースをハーフディスタンス近く走行してピットインしたというのに1ストップ作戦を取らず、結果的に他車と接触してしまいフロントウイングを壊してリタイア。



中嶋はピットインの段階で1ストップを敢行していれば間違いなく好成績となったはず。



ウィリアムズはなぜ1ストップ作戦を取らなかったのだろうか?



タンク容量が足りなかったのか??