マックス・モズッレーがナチパーティーを開くという大スキャンダルを起こしたにもかかわらず、FIAの会長職を留任したことにより、以前からモズレーに辞任要求を突きつけていたいくつかの自動車クラブがFIAから脱退するような動きを見せてきている。



最も影響がでそうなのが世界最大の自動車大国アメリカのアメリカン・オートモビル・アソシエーション(AAA)の脱退の動きである。




AAAの会長であるロバート・ダーベルネットはモズレー留任によりアメリカはFIAとの関係に終止符を打つかもしれないと検討を始めたとコメントしている。


ダーベルネットのコメントは以下。


「これについて判断を急ぐべきではないが、ひとつの影響として、この組織からの分裂、分離が起こり得る。この組織は、同じ考えを持つクラブ同士が違った形での代表組織を求める機会を提供したと言えるだろう」


「我々にFIAは必要ない。そこにいる唯一の理由は、志が同じクラブ同士が共にいられるということだ。その目的を満たしてくれる他の組織について考えてみようと思っている」





さらにドイツの自動車連盟であるADACもAAAの動きに同調する考えを見せている。



今回の決定につきADACの報道官のコメントは以下。



「パリにおけるFIA総会の決定が、マックス・モズレーをFIA会長職に留任させるというものだったことに、遺憾の意と不信感を感じている」とADACのスポークスマンはコメントしている。
「従って、ヨーロッパ最大の自動車クラブ(である我々)は、FIA作業部会におけるその役割と協力を、世界レベルにおいて休止する」
「ADACは、マックス・モズレーがFIAの会長職にとどまる限り、この決定を動かすことはない」





モズレーに職を辞するように書簡で要求した自動車クラブのうち、自動車大国であるアメリカとドイツの動きは本当に速かった。



日本の自動車クラブであるJAFもAAA、ADACとともに書簡に署名しているのであるが、今後JAFはどのような行動をモズレーの留任にかんして見せるだろうか?