FIFA(国際サッカー連盟)のブラッター会長はクラブチームでの試合では自国籍以外の選手をスタメンから5人以下に制限するルール、いわゆる「6+5ルール」を5月末にオーストラリア・シドニーで行われるFIFAの総会に提案する意向を示した。


サッカーは国籍に関係なく、クラブを愛し、クラブに所属するプレイヤーを国籍に関係なく愛することこそが大切だと思っている私はブラッター会長の提案には絶対に反対だ。



そもそもこの「6+5」ルールが適用されるようになってしまうとインテルをはじめとして多くのビッククラブがチームとして機能せずに、選手をルールの下で飼い殺しにしてしまう状況に陥ってしまう可能性が高く下手をすれば欧州サッカー自体が崩壊しかねない危険なルールである。



さて例として我が愛するインテルの主要メンバーを国籍別に見てみよう。


GK 

ジュリオ・セーザル(ブラジル)


DF 

クリスティアン・キブー(ルーマニア)

マイコン(ブラジル)

イバン・コルドバ(コロンビア)

ワルテル・サムエル(アルゼンチン)


MF 

デヤン・スタンコビッチ(セルビア)

ハビエル・サネッティ(アルゼンチン)

エステバン・カンビアッソ(アルゼンチン)

ルイス・フィーゴ(ポルトガル)


FW

ズラタン・イブラヒモビッチ(スウェーデン)

フリオ・リカルド・クルス(アルゼンチン)


ベンチメンバー

フランチェスコ・トルド(イタリア)

マルコ・マテラッツィ(イタリア)

パトリック・ビエラ(フランス)

オリビエ・ダクール(フランス)

ルイス・ヒメネス(チリ)

マクスウェル(ブラジル)

ダビド・スワソ(ホンジュラス)

エルナン・クレスポ(アルゼンチン)




上記にあげたプレイヤーの中でインテルの自国籍となるイタリア人選手はトルドとマテラッツィの2人だけ。


現在でこそマテラッティはサムエルの負傷によりスタメン出場できるようになっているが、基本的にはサブメンバーであることを考慮するとインテルのスタメン11人にイタリア人選手はゼロということになるのだ。


インテルの例はもっとも極端な例なのだが、チャンピオンズリーグとリーグ戦に毎年のように出場しているビッククラブにとって「6+5ルール」はクラブを弱体化に直結する。


そもそもインテルの正式名称であるFCインテルナツィオナーレ・ミラノというクラブ名の由来は国籍に関係なく、優秀な選手を集めてくるというものだという。


そこからもブラッター会長の案にはクラブの創立精神すら破壊する絶対に認められないことなのである。