現在F1ではスピードを抑制するためにドライタイアには溝の付いたグルーブドタイアを使用しているが、タイヤを全チームに供給するブリヂストンは12月4日よりスペイン・ヘレスサーキットにて開催されるF1合同テストにて完全なスリックタイヤを3種類持ち込んでテストを行なうことを発表した。


今回のスリックタイヤは2008年シーズンから導入を目指すわけではなく、レギュレーションが大きく変化する2009年からの導入を睨んでのもののようだ。


現在FIAはF1マシンのエンジンの排気量をさらに減らそうと考えており、そうなるとスピードがなくなるためにタイアをスリックタイヤに戻してレギュレーションを大きく変更したとしても現在のF1のスピードを保つためにさまざまな方法を考慮しているのだろう。


私としてはグルーブドタイアを使用していることはF1の1つの個性にもなっているのではとおもっているので現行のタイアレギュレーションのままで進行してもいいのではと考えている。


とはいうもののエンジン排気量を2リッター以下に規制するとするとエンジン以外でなんとが現在のスピードを稼がなくてはいけないわけでスリックタイアへの回帰は必然のようにも思われる。


NAからターボエンジンへの変更も排気量を削減した時の方策だとは思うのだが、ターボエンジンだと環境的に燃費が悪くなりそうだけにこれもなかなか難しい。


やはりまずは簡単なところでタイアのグリップ力を挙げてマシンのスピードを増すということが最も安易な方法と言えるのだろうか?