WRC第15戦ラリー・アイルランドが終了。


優勝は初日から一度も首位を譲らなかった世界チャンピオンのセバスチャン・ロウブ(シトロエン・トタル)が圧倒的な速さを見せて優勝、今シーズンの8勝目を挙げてドライバーズランキングの首位へと躍り出た。


ライバルであるマーカス・グロンホルム(BPフォード)がノーポイントに終わっているためにロウブとグロンホルムのポイント差は最終戦であるラリー・グレートブリテンを残して6ポイント。


ラリー・グレートブリテンがグラベルラリーであることを考慮してグロンホルムが有利であることを予想しても6ポイントをわずか1戦で逆転することはかなり厳しい。


ロウブとしてはポイント差を計算しつつリスクを最小限に抑えながら走行してしまえばいいだけに4年連続の世界タイトルはほぼロウブの手中にあるといえるだろう。


一方でマニュファクチャラーズタイトルはラリー・アイルランドにて決定。


シトロエン・トタルがロウブ、ソルドのワン・ツー・フィニュッシュで18ポイントを獲得したものの、BPフォードのミッコ・ヒルボネンが4位に入ったためにBPフォードとシトロエン・トタルのポイント差は21ポイントとなりBPフォードの2年連続のマニュファクチャラーズタイトルが決定した。