WRCは第15戦ラリー・アイルランド初日。
今年からWRCに加わったアイルランドということでどのような展開になるか注目されたが、やはりターマックラリーだけにシトロエン・トタルの2台が速さを見せている。
初日首位に立ったのはセバスチャン・ロウブで逆転での4年連続ワールドチャンピオンへ向けて最高のスタートを切った。
2位にはチームメイトのダニエル・ソルドがつけておりシトロエンC4・WRCの相性のよさが証明されているようだ。
ドライバーズタイトル争い首位のマーカス・グロンホルム(BPフォード)はSS4で激しくクラッシュを起こしてしまい、グロンホルムは一時病院送りに。
幸いなことにグロンホルムの体は大事に至らなかったものの、2日目から再出走してもポイント獲得の望みは薄いと判断してチームはグロンホルムのリタイアを決断した。
これでグロンホルムはラリー・ジャパン、ラリー・アイルランドと2戦連続してノーポイントとなりタイトル争いが非常に苦しくなった。
現在のままでロウブが優勝すればロウブとグロンホルムのランキングは逆転し、ロウブが6ポイント差で首位に立って最終戦のラリー・GBを迎えることになる。
今シーズンでの引退を表明したシトロエン・スポールのボスであるギ・フレクスランのためにもロウブを初めとするシトロエンのメンバーはタイトルが絶対に欲しいだろう。