残り3戦となったWRCは第14戦ラリー・ジャパン。


セバスチャン・ロウブの大ファンである私はポイントリーダーであるマーカス・グロンホルム(BPフォード)がリタイアしたことでロウブがポイントリーダーに躍り出ることを期待していたのであるが、2日目にはそのロウブがトラブルでリタイアを喫してしまい、ドライバーズランキングの1位と2位が相次いで消えてしまうという異例の事態になってしまった。


これで残されたイベントは初開催のターマックイベントとなるラリー・アイルランドと恒例のラリー・グレートブリテンの2イベントのみ。


ターマックではロウブが勝利すると仮定すると、最終戦でグロンホルムとロウブのポイント差は2ポイントということになる。


ロウブはターマックに特化したドライバーではなくすべてのイベントにおいて速いオールラウンダーであるが、グラベルでの速さはターマックには劣るだけに、今日のリタイアはロウブの連続タイトルへかなりの痛手となったはずだ。


それにしても2強のリタイアはラリー・ジャパンのオーガナイザーにとってはたまらない出来事であろう。