WRC第11戦ラリー・ニュージーランドが終了した。
優勝したのはマーカス・グロンホルム(BPフォード)で前戦ラリー・ドイチェランドでの惨敗を多少なりとも巻き返すことに成功した。
2位にはわずか0.3秒差でセバスチャン・ロウブ(シトロエン・トタル)が入り、ドライバーズランキングでのグロンホルムとロウブのポイント差は残り5戦を残して10ポイントとなった。
1位と2位のタイム差が0.3秒というのはWRC史上最高の接近戦ということで、現在のWRCにおいていかに彼ら2人が抜き出ているのかがよくわかる。
なにしろ2位ロウブと3位に入ったミッコ・ヒルボネン(BPフォード)の差は1分以上あるのだから。
WRCは残り5戦ということでポイントリーダーのグロンホルムがチャンピオンに最も有利であることに違いはないのであるが、残り5戦中ターマックが3戦も含まれているのでロウブの逆転はまだまだ十分に可能なはずだ。
ロウブ逆転のためにはシトロエン・トタルはセカンドドライバーをもう少し働らかさせなければなるまい。
このところのダニエル・ソルドはまるでロウブの役に立っていない。