WRC第10戦ラリー・ドイチェランドは2日目。


総合首位は初日2位発進のセバスチャン・ロウブ(シトロエン・トタル)で2位に30秒以上の差をつけてラリーを圧倒的にリードしてラリー・ドイチェランド6連覇へ前進した。


2位には約38秒差でポイントリーダーのマーカス・グロンホルム(BPフォード)がつけており、被害を最小限に防ぐべく健闘しているようだ。


ターマックが苦手なグロンホルムとしてはロウブに続く2位でラリーをフィニッシュすればポイント差が2ポイント縮まるだけなのでチャンピオン争いではまだまだ有利な展開で残りのイベントを迎えることが出来る。


初日にプライベーターチームながらワークスを凌ぐ速さを見せ付けたフランソワ・デュバル(OMVクロノス・シトロエン)はコースアウトなどのアクシデントで総合3位にまで後退してしまった。


デュバルの躍進に期待していた私としてはデュバルがグロンホルムよりも下がってしまったのは本当に残念。


最終日はSSの距離も短いだけにロウブのラリー・ドイチェランド6連覇は確実。


ターマックで自信を取り戻したロウブとシトロエンのこれからの逆襲に期待している。