火曜日にローマのスタディオ・オリンピコで開催されたUEFAチャンピオンズリーグの予備予選3回戦ラツィオvsディナモ・ブカレストにてまたしてもイタリアが問題を起こした。


昨シーズンはカターニャ・ウルトラスが殺人事件を起こして厳罰を受けたばかりなのだが、ラツィオ・ウルトラスは全く懲りていなかったようでクラブが注意を喚起していたにも関わらずオリンピコ場内ではディナモ・ブカレストの選手に向かって人種差別発言を大声で叫びまくり、品格のなさを世界中にアピールしていた。


最悪なのはスタジアム外ではディナモ・ブカレストのサポーターが5名負傷し、1名は刺されて病院に搬送されたということ。


死者がでなかってよかったと言うべきなのか、大暴れしたラツィオ・ウルトラスに怒りを覚えるべきかどうかは複雑だが、この事件についてUEFAが調査に入るということなのでラツィオがたとえブカレストでの第2戦に勝利して本選出場を決めたとしても懲罰として本選出場は取り消される可能性が高いだろう。


昨シーズンに起こったばかりの事件をまるで反省していない今回の行動でイタリアサッカー界はより一層厳しい目に晒されることになるのは間違いない。


本当にとんでもないことをしてくれたものだ。


許すまじ、ラツィオ・ウルトラス!!