エディハド・アルダー・スパイカーF1チームはクリスチャン・アルバースに代わる今シーズンのレギュラードライバーとしてスーパーアグリF1チームのテストドライバーでBCNコンペティションからGP2シリーズに参戦中の山本左近と正式に契約を交わしたことを発表した。


山本は前戦のヨーロッパGPで1戦限りで起用されたマルクス・ビンケルホックと異なり今シーズンの採取戦までは確実にドライブできるということである。


スパイカーF1チームのドライバー候補としてはすでにテストに参加していたホンダ・レーシングF1チームのテストドライバーであるクリスチャン・クリエンが有力を見られていただけに山本左近のスパイカー加入には本当に驚いた。


山本のスパイカー加入の決め手になったのは山本のパーソナルスポンサーが多額のスポンサーフィーをチームに持ち込んだと予想されているのであるが、アルバースの解雇の理由がスポンサー料金の未払いであっただけに山本がスポンサーフィーを多額にチームにもたらしたということはほぼ100%間違いないだろう。


私は山本のようにスポンサーの力でシートを獲得するドライバーが必ずしもシート争いで公正な競争をしていないとは思わない。


パーソナルスポンサーを多く持つ能力もF1ドライバーに必要な多くの能力の一つだと思うからだ。


山本は次戦のハンガリーGPからレースに出走することになるのであるが、このチャンスを最大限に生かしてもらいたい。