日曜日にニュルブルクリンクで行われたF1第10戦ヨーロッパGPで早々とリタイアを喫してチーム代表のゲルハルト・ベルガーの怒りが頂点に達したことにより、スクーデリア・トロ・ロッソでは早くも来シーズンに向けてのドライバー交代が行われるかもしれないということだ。


交代の対象になっているのはレース後にチーム首脳部に公然と反旗を翻したアメリカ人ドライバーのスコット・スピード。


そして代役として名前が挙がっているのはBMWザウバーF1チームのテストドライバーを務めているものの、保有権はレッドブルが所有しているセバスチャン・ベッテルということだ。


スクーデリア・トロ・ロッソはすでに来シーズンのレギュラードライバーの一人としてチャンプカーワールドシリーズで3年連続チャンピオンを獲得するなど圧倒的な強さを発揮しているセバスチャン・ブーデの加入が決定的と言われているだけに、ベッテルが加入すれば来シーズンのラインナップはほぼ決定といっていいだろう。


問題はベッテルを非常に気に入っているBMWザウバーF1チームのボスであるマリオ・タイセンがどのようなアクションにでるかだ。


ベッテルを保有するために現在のレギュラードライバーであるニック・ハイドフェルドとロバート・クビカのどちらかをトロ・ロッソに差し出すといったような行動をとるだろうか。


今後の動向に注目だ。