インテルはアルゼンチンの強豪リーベル・プレートからコロンビア人DFネルソン・リバスを正式に獲得した。
リバスのポジションはDFということなので普通に考えればオリンピック・リヨンに移籍したイタリア代表DFファビオ・グロッソの代わりということなのだろう。
しかし、リバスはまだ若くグロッソと比較すると明らかに経験は不足しているだけに、まずはイタリアのサッカーとインテルというクラブになれることが最大の課題になるだろう。
幸いなことにインテルには同じコロンビア人で代表でのキャプテンを務めているイバン・コルドバが所属しているだけに、コルドバがリバスを上手くサポートしてやることが出来れば実力を十二分に発揮してインテルの大きな力となってくれるだろう。
しかし、イタリアのクラブだというのにイタリア人選手を放出してコロンビア人選手を獲得するというのはどうも気に入らない。
確かにインテルが強くなることはこの上なく嬉しいことなのだが、リバスの獲得でインテルでのイタリア人選手の比率はますます減少することになった。
もはやレギュラーとして試合に出場できるイタリア人選手はインテルではマルコ・マテラッツィ以外は思い浮かばない。
これで本当にクラブとしていいのだろうか??