WRC第7戦ラリー・サルディニアが終了。
2日目までは王者セバスチャン・ロウブ(シトロエン・トタル)が圧倒的な強さを誇っていただけに、SSの少ない3日目で波乱は起きないだろうと思っていたら・・・・
3日目最初のSSでロウブがまさかのコースアウトでリタイアというシトロエンにとっては最悪な結果となってしまった。
ラリー・サルディニアが開幕する前のコメントではリスクを軽減して安全に走ることも必要になってくるだろうと語っていたロウブ自身が自らのコメントを否定してしまう結果を起こしてしまった。
この結果、優勝は前日まで2位のマーカス・グロンホルム(BPフォード)となりドライバーズランキングでもロウブを抜いてランキングトップにたった。
第7戦終了時点のランキングはグロンホルム55点でロウブは48点。
中断後のWRCのイベントカレンダーにロウブとソルドのシトロエン勢が圧倒的に強さを見せるターマックラリーがラリー・アイルランド、ラリー・ドイチェランド、ツール・ド・コルスが控えているだけに現在のリードでもグロンホルムがロウブからタイトルを奪うにはポイント不足と言わざるを得ない。
しかし、ロウブがタイトルを獲得するとしても今シーズンのWRC後半戦はロウブの今回のリタイアにより非常に面白い展開が約束されることになった。