今週末開催されるヨーロッパでのF1開幕戦スペインGPを前にしてスペイン国民としては非常に嬉しいニュースが飛び込んできた。
バレンシアでの市街地コースでのレースが2008年シーズンより開催されることが正式に決定したということだ。
FIAは1国1GPの原則を貫くべく今シーズンからイタリアでのサンマリノGPとドイツでのヨーロッパGPを廃止したばかりであるのだが、わずか1年で再び1国で2GPが開催される事態となってしまった。
さらにいえばバレンシアで開催されるのはMOTO GPやスーパーバイクなどの国際レースが開催されているサーキットを使用しない市街地でのレースということも安全性をサーキットに強く求めているFIAの姿勢からは逆行しているとしか思えない。
今回のバレンシアでのヨーロッパGP開催を取り付けたのはF1の支配者でありFIA副会長でもあるバーニー・エクレストンであるのだが、今回の行動でバーニー・エクレストンが何のためにF1を支配しているかが改めてよくわかった。
奴はドライバーの安全や観客の喜びなどを求めてF1を考えているわけではない。
自らの利益のためだけにF1というコンテンツを利用してるに過ぎないのだ。