チャンピオンズリーグはファイナルのスピロス・ルイス進出を懸けた準決勝。


ちなみにスピロス・ルイスは決勝戦の行われるスタジアムの名前で普段はギリシャリーグのAEKアテネのホームスタジアムとなっている。


昨日はマンチェスター・ユナイテッドvsACミランのゲームがマンチェスター・オールドトラッフォードで行われた。


観衆は当然のごとく7万6千人以上の超満員。


ミランのアンチェロッティ監督は予想されたとおりバイエルン・ミュンヘン戦で結果を残した元イタリア代表FWフィリッポ・インザーギを外して代表チームではともかくクラブではまったく存在感のないイタリア代表アルベルト・ジラルディーノを起用してきた。


試合は前半の5分から動き始める。


コーナーキックのチャンスを得たマンチェスター・ユナイテッドがポルトガル代表クリスティアーノ・ロナウドのゴールでいきなり先制点を決めた。


この先制点はミランのブラジル代表GKジーダの肩にあたってゴールインしたために始めは公式記録でジーダのオウンゴールと表記されていたのであるが、後半開始のテロップでようやくクリスティアーノ・ロナウドのゴールとして認められた。


このゴールでどうものんびりしていた感のあるミランの選手にエンジンがかかり始めたようで試合の展開が激しくなってきた。


そして同点ゴールは前半22分に生まれる。


早めのリスタートのボールを受けたオランダ代表MFクラレンス・セードルフがペナルティーエリア前に絶妙なパスを供給。


そしてそれをすばらしいトラップで受けたブラジル代表MFカカがすばらしいスピードでマンチェスター・ユナイテッドのDF陣を抜きさり最後は落ち着いて正確なシュートを決めた。


チームのキーマンであるカカがゴールを決めたことで試合の流れは一転してミランへと傾き始める。


マンチェスター・ユナイテッドのボール回しを素早いプレスから奪い去り、ホームゲームのような攻撃を仕掛け始める。


そして前半34分、またしてもカカが魅せた。


ゴール前でただ一人でボールを受けた状態でウェズ・ブラウン、カブリエル・エインセを個人技で華麗にかわして最後はキーパーのファン・デルサールと1対1の状況を作り出し2点目を決めた。


私はカカのプレイの瞬間のオールドトラッフォードが異様に静かな状況だったのでカカのゴールはオフサイドか何かで認められなかったのだろうと始めは思っていたのだが、マンチェスター・ユナイテッドのサポーターがカカのあまりの凄さに言葉を失っていたようである。


このカカの逆転ゴールの瞬間を映像で見ていない方は是非スポーツニュースのハイライトでも構わないので是非一度見ていただきたい。


カカのプレーがどれほどまでに素晴らしいプレーが分かるはずである。


前半はこのまま2-1でミランリードで終了。


試合はこのままミランが支配したまま進んでいくと思われたのだが、選手交代から異変が起こり始める。


ミランは後半開始からキャプテンの元イタリア代表パオロ・マルディーニが負傷により交代。


さらに後半開始直後に中盤でマンチェスター・ユナイテッドのスペースを潰していたイタリア代表ガットゥーゾまでもが負傷で交代と本来必要のないカードを2枚も使うという予想外の事態となってしまった。


これで完全に流れが変わったようで59分には元イングランド代表MFポール・スコールズの絶妙なループパスをイングランド代表ウェイン・ルーニーが見事にあわせて同点。


これで2-2となりスコアこそ同点になったもののアウェーゴールを2点奪われているマンチェスター・ユナイテッドはスタディオ・ジュゼッペ・メアッツァでの2nd legを考えると絶対に勝利で終わりたい。


その執念が試合もこのまま終了かと思われた91分に訪れる。


右サイドからドリブルで上がってきたウェールズ代表ライアン・ギグスのパスを受けたルーニーがノートラップで見事なシュートを決めて再逆転。


試合はこのままマンチェスター・ユナイテッド3-2ミランで終了。


濃密でスペクタクルな90分は本当にあっというまに過ぎ去っていった。


それにしても得点を決めたのがロナウド、ルーニー、カカと将来の世界のサッカーを代表する若手のスタープレーヤーの存在感が際立った試合であった。


マンチェスター・ユナイテッド、ミラン共に2nd legに希望の持てる試合であり1週間後が本当に楽しみだ。