F1第2戦マレーシアGPの予選が日本時間の15時から行われた。
第2戦のポールポジションを獲得したのはフェラーリのフェリペ・マッサで開幕戦のトラブルの悔しさを払拭するような走りをフリー走行からみせていた。
2位にはフェルナンド・アロンソ(マクラーレン・メルセデス)、3位キミ・ライコネン(フェラーリ)、4位ルイス・ハミルトン(マクラーレン・メルセデス)が続きフェラーリとマクラーレン・メルセデスの2強が圧倒的な強さを見せている。
5位にはBMWザウバーのニック・ハイドフェルドがつけているが4位ハミルトンとのタイム差は0.5秒ほどあるのでマシンが相当レベルアップしなければ2強のシーズンが決定的になりそうである。
今日のフリー走行でも全く振るわなかったホンダ・レーシングF1チームの2台は予選でもフリー走行そのままの結果となりルーベンス・バリチェロは19位でQ1で脱落、ジェンソン・バトンも15位でQ2で脱落と昨シーズンのコンストラクターズランキング4位のチームとはとても思えない醜態ぶり。
斬新なカラーリングでシーズン前は話題をさらったホンダ・レーシングF1チームだが、現在のままならカラーリングの話題だけでシーズンが終わってしまいかねない状況だ。
チームのファクトリーがあるヨーロッパへ戻る第4戦以降で巻き返しを狙っているのだと思うのだが、現状を見る限りではマシンを改良して果たして強さが戻るものかどうかも不安である。
フェラーリなどのトップチームへと追いつくべくエアロダイナミクスを大幅に見直したRA107だが、その斬新なエアロが賞賛されることが今シーズン中に訪れるのだろうか?
予選の結果は以下。
1位 フェリペ・マッサ(スクーデリア・フェラーリ・マールボロ)
2位 フェルナンド・アロンソ(ボーダーフォン・マクラーレン・メルセデス)
3位 キミ・ライコネン(スクーデリア・フェラーリ・マールボロ)
4位 ルイス・ハミルトン(ボーダーフォン・マクラーレン・メルセデス)
5位 ニック・ハイドフェルド(BMWザウバーF1チーム)
6位 ニコ・ロズベルグ(AT&TウィリアムズF1チーム)
7位 ロバート・クビカ(BMWザウバーF1チーム)
8位 ヤルノ・トゥルーリ(パナソニック・トヨタ・レーシング)
9位 ラルフ・シューマッハー(パナソニック・トヨタ・レーシング)
10位 マーク・ウェーバー(レッドブル・レーシング)
11位 ヘイキ・コバライネン(ING・ルノーF1チーム)
12位 ジャンカルロ・フィジケラ(ING・ルノーF1チーム)
13位 ディビット・クルサード(レッドブル・レーシング)
14位 佐藤琢磨(スーパーアグリF1チーム)
15位 ジェンソン・バトン(ホンダ・レーシングF1チーム)
16位 ビタントニオ・リウッツィ(スクーデリア・トロ・ロッソ)
17位 スコット・スピード(スクーデリア・トロ・ロッソ)
18位 アンソニー・ディビットソン(スーパーアグリF1チーム)
19位 ルーベンス・バリチェロ(ホンダ・レーシングF1チーム)
20位 アレキサンダー・ブルツ(AT&TウィリアムズF1チーム)
21位 クリスチャン・アルバース(スパイカーF1チーム)
22位 エイドリアン・スーティル(スパイカーF1チーム)
昨シーズンのチャンピオンチームであるルノーが2台共にQ2で脱落したことは意外であった。
今シーズンのドライバーラインナップがチャンピオンを狙えないことはチームとしてもよく分かっているだろうがまさか上位10台にも入れなかったことはルノー首脳陣には大きな衝撃だったのではないだろうか。
開幕戦でQ3にまで進出して大きな話題をさらったスーパーアグリF1チームの佐藤琢磨はQ2まで進出しての14位と上出来な内容。
シーズンを通してQ2へ進出できるようであればチーム初のポイントも見えてくるはずだ。
フェラーリとマクラーレン・メルセデスの強さばかりが目立った予選であった。