ボーダーフォン・マクラーレン・メルセデスのテストドライバーであるゲイリー・パフェットが今シーズンのDTMに参戦することが正式に決定した。

パフェットは2005年のDTMチャンピオンであるのだが今シーズンにメルセデスから与えられるマシンは07年型の新車ではなく06年型の型落ちマシンということになるとのことだ。

これまでの新生DTMを見る限りでは型落ちのマシンが優勝争いをすることなどは不可能といっていいだけにDTMでは圧倒的な強さを誇ったパフェットがどの程度のモチベーションで今シーズンに挑んでいるかが気になるところだ。

ちなみに07年新型のメルセデスCクラスDTMを与えられるメルセデスワークスの4人はベルント・シュナイダー、ミカ・ハッキネンのベテランとジェイミー・グリーン、ブルーノ・スペングラーの若手としっかりと世代を区別して与えられることになっている。

パフェットはイギリス人であるために来シーズンからF1へフル参戦することになるプロドライブF1チームのドライバーへ迎えられるとの噂が報道されているだけにパフェットとしてはパフォーマンスの高さをアピールしてF1フルタイムドライバーのシートを手に入れるチャンスをつかみたいところだろう。

パフェットが昨シーズン型落ちのマシンでの走行を強いられメルセデスに愛想が尽きたジャン・アレジにならないように切に願う。

現段階で燃え尽きるのはパフェットには早すぎる。