F1開幕戦オーストラリアGPの公式予選が先程終了した。
結果は以下。
1位 キミ・ライコネン(スクーデリア・フェラーリ・マールボロ)
2位 フェルナンド・アロンソ(ボーダーフォン・マクラーレン・メルセデス)
3位 ニック・ハイドフェルド(BMWザウバーF1チーム)
4位 ルイス・ハミルトン(ボーダーフォン・マクラーレン・メルセデス)
5位 ロバート・クビカ(BMWザウバーF1チーム)
6位 ジャンカルロ・フィジケラ(ING・ルノーF1チーム)
7位 マーク・ウェーバー(レッドブル・レーシング)
8位 ヤルノ・トゥルーリ(パナソニック・トヨタ・レーシング)
9位 ラルフ・シューマッハー(パナソニック・トヨタ・レーシング)
10位 佐藤琢磨(スーパーアグリF1チーム)
11位 アンソニー・ディビットソン(スーパーアグリF1チーム)
12位 ニコ・ロズベルグ(AT&TウィリアムズF1チーム)
13位 ヘイキ・コバライネン(ING・ルノーF1チーム)
14位 ジェンソン・バトン(ホンダ・レーシングF1チーム)
15位 アレキサンダー・ブルツ(AT&TウィリアムズF1チーム)
16位 フェリペ・マッサ(スクーデリア・フェラーリ・マールボロ)
17位 ルーベンス・バリチェロ(ホンダ・レーシングF1チーム)
18位 スコット・スピード(スクーデリア・トロ・ロッソ)
19位 ディビット・クルサード(レッドブル・レーシング)
20位 ビタントニオ・リウッツィ(スクーデリア・トロ・ロッソ)
21位 エイドリアン・スーティル(スパイカーF1チーム)
22位 クリスチャン・アルバース(スパイカーF1チーム)
とにかくスーパーアグリF1チームのSA07のパフォーマンスの高さに驚いた公式予選であった。
テールエンダー脱出はこれまでのフリー走行からして間違いないと思っていたのだがまさかQ2に楽々進み、フェラーリのフェリペ・マッサがトラブルで脱落するなど幸運はあったとはいえQ3にまで進出してくるとは思っても見なかった。
Q3への進出はチームさえ予想していなかったようでQ2終了後のQ3の準備段階では給油機をすでにピットの奥にしまっている状態であった。
明日は2台とも十分にポイント圏内の8位を狙える位置にいるのでストラテジーを間違えないように少しでも上を目指して欲しいものだ。
心配なことはスーパーアグリF1チームの躍進によりSA07がホンダRA106のカスタマーシャシーではという疑惑をシーズン開幕前から強く主張しているスパイカーF1チームとウィリアムズF1チームからは間違いなく抗議がFIAに行われると思われる。
今後のことは裁判を経てからなのでどうなるかは不明だがレギュレーションに違反していないという判決が下ることを願うばかりである。
シーズン最初のポールポジションはキミ・ライコネン(フェラーリ)が獲得し、2番手にはフェルナンド・アロンソ(マクラーレン・メルセデス)がつけて今シーズンのチャンピオン争いを繰り広げるであろう2人が開幕戦からフロントローで直接対決となった。
冬のテストから好調が伝えられていたBMWザウバーF1チームはテストの好調が本当だったことを証明し、予選3番手と5番手につけて十分に優勝をも狙えるチームに成長してきたことを感じさせた。
BMWザウバーF1チームと対照的だったのはホンダ・レーシングF1チームの2台。
ジェンソン・バトンはQ2で脱落し、ルーベンス・バリチェロにいたってはタイムが出やすいといわれているソフトタイアを使用していたにも関わらずQ1で脱落とチームの置かれている状況は思ったよりもかなり深刻そうである。
実質的なBチームであるスーパーアグリF1チームに完全に負けてしまったホンダ陣営は一体どのような気持ちだろうか。