昨シーズン途中にマクラーレン・メルセデスを離脱してF1からストックカーレースのNASCARシリーズに移籍したファン・パブロ・モントーヤが早くもNASCARシリーズ初優勝を挙げた。
モントーヤが優勝したのはNASCARの最高峰クラスであるネクルテルカップではなく、その一つ下のランクであるブッシュシリーズであるのだが、F1からストックカーに移籍して1年目での優勝は素晴らしいことだ。
F1とストックカーでは最高速度こそ同じ程度出るものの、マシンの構造はまったく異なるのでモントーヤがストックカーに慣れるにはある程度の時間がかかるのではと思っていたのであるがまさか1年目で優勝してしまうとはさすがはモントーヤといったところか。
モントーヤはF1へステップアップしてくるまではオーバルコース主体のCARTワールドシリーズ(現チャンプカーワールドシリーズ)でチャンピオンを獲得するなどアメリカンモーターレーシングに慣れていたという事もNASCARに早くなじむことができた要員かもしれない。
あとは最高峰のネクステルカップでNASCARのトップドライバーと優勝を争うモントーヤを早く見てみたい。
アメリカ人ではないモントーヤのNASCARでの成功はNASCARシリーズがさらに発展していくために間違いなくプラスに働くはずである。