いよいよ再開されるセリエAは第23節。


カターニャvsパレルモのデルビー・シチリアーナでウルトラスが起こした暴動の影響で中止になった第22節は今のところいつ行われるかは未定のようだ。


第22節ではカターニャvsパレルモが開催されているので他の試合を中止にするのは勝ち点差の不公平を招くので日程的に余裕のあるミッドウィークに行われることになるのだろう。


当初の予定通り今週末のセリエAは全試合デイゲームとなる。


週末の対戦カードは以下の通り。


サンプドリアvsアスコリ

メッシーナvsカターニャ(無観客)

パレルモvsエンポリ

キエーボvsインテル(無観客)

アタランタvsラツィオ(無観客)

ミランvsリボルノ(無観客)

ローマvsパルマ

トリノvsレッジーナ

カリアリvsシエナ

フィオレンティーナvsウディネーゼ(無観客)



安全基準を満たしていない5つのスタジアムでの試合は無観客での試合開催となる。


この無観客の措置は安全基準を満たさない限り解除されないとなると残りのシーズンをすべて無観客で戦わなければならないチームが多数出てくることになる。


セリエAは観客の入場料収入がゼロになったとしてもある程度のテレビ放映権があるだけにクラブに打撃はあるものの倒産というところまでは追い込まれる可能性は低いかもしれない。


しかしセリエB、セリエC1のチームではシーズン終了を迎えることなく倒産するクラブが続出する可能性が高い。


そうなればイタリアからサッカー自体がなくなってしまうというシャレにならない事態に陥ってしまうかもしれない。


私と同じインテリスタでスタディオ・ジュゼッペ・メアッツァのシーズンチケットを購入している友人が昨日怒り来るって私に電話をかけてきたのだがクラブはチケットの払い戻しに応じるのであろうか?


リーグ戦再開こそ決定したものの根本的な課題はまるで解決できていないイタリアサッカー界に危機感はあるのだろうか。