金曜日のセリエA第22節カターニャvsパレルモで起こってしまった警察官死亡事故を受けてリーグ戦の中止を決定したレーガ・カルチョだが、イタリアサッカー協会は暫定的ながら再来週の2月11日よりリーグ戦を再開する予定にしたようだ。
再開するとしても全試合を無観客試合にしての再開ということなのでサッカーファンにしてみれば再開されたとしてもスタジアムで観戦できないことは中断されていることと大差ないだろう。
テレビ観戦とスタジアム観戦では臨場感がまるで異なる。
まだ本当に2月11日よりリーグ戦が再開されるかどうかはこれから開催されるイタリア五輪委員会の臨時総会とレーガ・ガルチョ総会の結果次第なので我々サッカーファンは成り行きを見守るしかなさそうである。
再開されるとすればセリエAは延期された第22節からスタートするいのか2月11日に本来予定されていた第24節からスタートするのかが気になるのだが、ただでさえ20チームに増加したセリエAは日程的に過密になっているだけに第22節から再開となればミッドウィークにもかなりの試合数をこなさなければいけないだろう。
それにしてもすべての試合を無観客試合で開催するというのは事件の発端となったカターニャとパレルモ以外のクラブにとってははた迷惑な話だろう。
しかし、レーガ・カルチョ全体がウルトラスに対して断固たる態度を示して暴力の愚かさを訴えない限りは今回のような悲劇はまだ忘れられた頃にまた起こってしまう可能性がある。
言い方は悪いだろうがウルトラスは何度退治をしても湧き上がってくるゴキブリのような存在だ。
この事件を契機に一斉に追放してしまわなければなるまい。