金曜日に行われたカターニャvsパレルモのシチリア島ダービーで起こった痛ましい事故についてイタリアサッカー協会は無期限のリーグ戦中断を示唆している。
スポーツであるサッカーの試合会場で暴動により人が死亡するという事件などあってはならないことだ。
しかし残念なことにこの問題はイタリアだけの問題ではない。
今シーズンでいえば死亡者こそ発生していないもののUEFAカップのナンシーvsフェイエノールト戦でフェイエノールトのサポーターがナンシー市街で大暴れしてUEFAから処分を受けているし、FIFAワールドカップでは毎度のようにイングランドのフーリガンが問題視されるようにサッカーにおける暴力は日常茶飯事な状態だ。
1994年のFIFAワールドカップ・アメリカ大会では予選リーグ敗退の要因となるオウンゴールを演出してしまったコロンビア代表DFが帰国後にバーで射殺されるなどの事件もあった。
サッカーは純粋にスポーツであるべきであり、暴力と共にサッカーがあるように見られることはすべてのサッカー関係者にとって恥ずべきことである。
人間の命というとてつもなく大きな代償を払ったのであるから、今回の事件を契機としてイタリアサッカー界は当然として欧州全体のサッカーを健全な方向へ持っていく努力は絶対にしなければならないだろう。
純粋にサッカー観戦を楽しむためにスタジアムに足を運んでいるサポーターにとっては迷惑以外の何者でもないウルトラスは欧州サッカー界全体が協力して排除しなければならない。
もし今シーズンのセリエAがこのまま終了してしまったらどうなるかと私は非常に心配している。
せっかくインテルはリーグ戦記録の14連勝と絶好調で私も3月に開催されるミラノダービーを観戦に行く予定だとイタリアの友人宅に宿泊する予定を立てていたというのにこのままでは予定がすべて水の泡になってしまう。
サッカー界全体が浄化するための策を考えることは絶対に必要だがリーグ戦がこのまま中止になることだけは避けてもらいたい。
とは言うもののイタリアサッカー協会幹部のコメントを見る限りではかなり状況は厳しそうである。