AT&TウィリアムズF1チームは2日、新型マシンFW29を発表した。
全体的なカラーリングは昨年と変化なくダークブルーとホワイトを基調としたBMWザウバーF1チームのマシンと間違いかねないものである。
しかし中身はエンジンがカスタマーのコスワースエンジンからワークスのトヨタエンジンに変更されていることが最も大きな変化といえるだろう。
バレンシアテストで登場したパナソニック・トヨタ・レーシングのTF107のパフォーマンスを見る限りではトヨタエンジンはかなりのポテンシャルを持っていることが判明しているので名門ウィリアムズの復権なるかに注目だ。
レギュラードライバーは若手のニコ・ロズベルグとベテランのアレキサンダー・ブルツということでチャンピオンを狙えるようなチームではないことは確かであるが昨シーズンのような低迷は名門として許されないので表彰台獲得がまずは第一の目標になるのだろう。
発表会ではテストドライバー2人の役割も発表され、中嶋一貴はいくつかのグランプリでの金曜日のテスト走行をナレイン・カーティケヤンはテストプログラムを中心に活動するということだ。