セリエAは後半戦開幕となる第20節。
インテルは好調のフィオンレンティーナをスタディオ・ジュゼッペ・メアッツァへ迎えてのゲームであったのであるが3-1と問題なく快勝してリーグ戦の連勝記録を13連勝へと更新した。
今日のインテルはブラジル代表GKのジュリオ・セーザルが背中と痛みで出場できないために控えである元イタリア代表のフランチェスコ・トルドが出場ということでGKに一抹の不安があったのだが、その不安は前半5分でいきなり的中。
ブルディッソの不用意なファールによって与えてしまったフィオレンティーナのフリーキックでインテルはあっさりと先制点を許してしまう。
この失点は決してトルドの責任ではなく、ゴールを決めたイタリア代表FWルカ・トーニのマークをおろそかにしたインテルDF陣の責任が大きいのであろうがジュリオ・セーザルであったら止められていたのではと思ってしまうのはやはりトルドに不安感を感じるからなのだと思う。
しかしインテルの選手は先制点を許したものの全く慌てることなく前半19分にはブラジル代表FWアドリアーノがマークを引き付けてからの絶妙なアシストでセルビア代表MFデヤン・スタンコビッチの豪快な同点ゴールを演出。
さらにその5分後の前半24分には好位置でのフリーキックを獲得し、そのボールをアドリアーノが豪快に蹴りこんであっさりと逆転に成功した。
これでアドリアーノはリーグ戦3試合連続ゴール、コッパ・イタリアも含めれば4試合連続のゴールとなり完全に復調したとみていいだろう。
アドリアーノは本当に楽しそうにプレーをしているし、アドリアーノがゴールを決めたときのインテルの選手たちの本当に嬉しそうな表情が印象的でチームとして今シーズンのインテルはまとまっているなと痛感した。
後半は両チームとも決めてを欠く状況が続いたものの、最後はスタンコビッチのフリーキックをスウェーデン代表FWズラタン・イブラヒモビッチがフィオレンティーナのDFに競り勝って3点目を決めて試合は終了。
これでインテルは17勝3分の勝ち点54。
インテルとスクデット争いをするべき2位ローマがまたしても引き分けに終わったためにインテルとローマの勝ち点はさらに開いて11ポイントとなった。