ユーロミルホ・ダカールラリー2007は第14ステージ。
残り2日となったダカールラリーだが最終第15ステージは実質的に競技とはいえないので第14ステージが最終ステージと考えていいだろう。
第14ステージでトップタイムをマークしたのは3日連続となるカルロス・サインツ(VWレース・トゥアレグ2)。
2番手、3番手にもVWレース・トゥアレグ2のジニール・ドゥビリエ、カルロス・ソウザが入りVWが最後まで意地を見せている。
総合ではすでにチーム・レプソル三菱ラリーアートに7連覇を明け渡してしまったVWチームであるが総合力でこそチーム・レプソル三菱ラリーアートに劣っていたもののマシンの速さだけを見ればVWレース・トゥアレグ2が三菱バジェロ・エボリューションを上回っていたことは確実に証明して見せた。
来年のダカールラリーではチームとしての総合力をさらに高めてくるであろうからVWチームは来年のダカールラリーには優勝の期待ができそうである。
総合7連覇が確実になったチーム・レプソル三菱ラリーアートはこのステージでも安全な走りに終始して総合首位のステファン・ペテランセルが11番手タイム、総合2位のリュック・アルファンが7番手タイムでワン・ツー体制をガッチリと維持している。
途中からサポートに回った増岡浩も13番手タイムで総合6番手を維持。
優勝こそならなかった増岡浩だがリタイアしていた昨シーズンと異なり完走することが来年への飛躍へと繋がることを期待したいものだ。
本日ダカーリラリー2007はいよいよ最終日を迎える。