ユーロミルホ・ダカールラリーは第10ステージ。
このステージでトップタイムをマークしたのはBMWX3で参戦しているPCWRCチャンピオンのナッサー・アルアティアーで総合でも4位とワークス勢に続く好位置をキープしている。
第9ステージのVW勢の相次ぐトラブルにより総合首位に躍り出たチーム・レプソル三菱ラリーアート勢は総合首位のステファン・ペテランセルが4番手タイムをマークして総合首位をキープ。
総合2位のリュック・アルファンも6番手タイムをマークして順位をキープするなど三菱パジェロ・エボリューションがダカールラリー7連覇へ向けて磐石の体制を整えつつある。
前日またしても大きなトラブルに巻き込まれた増岡浩はこのラリーで最も速いタイムである2番手タイムをマークして順位を総合5位にまで上げることに成功した。
ラリー前半はトップ3を独占するなど話題の中心であったVW勢はマーク・ミラーの総合6位が最上位。
数ステージ前までトップ争いをしていたカルロス・サインツとジニール・ドゥビリエはサインツが総合10位、ドゥビリエが総合12位と完全に優勝争いからは見放された。
ユーロミルホダカールラリー第11ステージはマリの治安の不安から競技はキャンセル。
順位は変動せずにいよいよラリーは終盤を迎える。