参戦2年目を迎えるBMWザウバーF1チームが16日にスペインのバレンシアでニューマシンF1.07を発表した。


型番もカラーリングも昨シーズンもままで目新しさはないBMWの発表であったが、それが逆にBMWが昨シーズンの躍進に大きく自信を持っていることがわかる。


マシンのデザイン的にはリア部分が絞られたことについては現在のF1マシンのトレンドに合わせているといえる。


フロントノーズ部分では昨シーズンのF1.06よりも短くなり高くマウントされることになっている。


今年のBMWザウバーはレギュラードライバーにニック・ハイドフェルドとロバート・クビカ、テストドライバーにセバスチャン・ベッテルにティモ・グロックと若い有望なドライバーラインナップになっているだけに予想を超えた大躍進も期待できるかもしれない。


パナソニック・トヨタ・レーシングとホンダ・レーシングF1チームにとってBMWザウバーF1チームがスクーデリア・フェラーリ・マールボロ、ING・ルノーF1チーム、ボーダーフォン・マクラーレン・メルセデスといったトップチームへ肉薄するためも最大のライバルとなるだろう。


チーム、ドライバーともに若いBMWザウバーだけに一度勢いに乗ってモチベーションが高くなったときの力は予想以上に高いものになるはずだ。