ボーダーフォン・マクラーレン・メルセデスは15日、スペインのバルセロナにおいて07年の新型マシンであるマクラーレンMP4-22を発表した。
今シーズンからイギリスの携帯電話会社であるボーダーフォンが加入したことによりマシンのカラーリングに注目していたのだが、私が予想していたよりもボーダーフォンのカンパニーカラーである赤の割合は少なく抑えられており、メルセデスのカラーであるシルバーが全体を占めていることは昨年度のマシンと大差がないようである。
フロントとリアのウイングがボーダーフォンに配慮して赤くカラーリングされているが、この部分が昨シーズンのマシンでもフライ・エミレーツのロゴと共に赤に塗られていたのでロゴが変化しただけで赤色の面積はさほど増加していないようだ。
赤色が増えた部分は昨シーズンのマシンではジョニー・ウォーカーのロゴが入っていたサイドポンツーンの部分くらいだろうか。
どちらにしてもスポンサーのロゴが変化した以外はカラーリングもマシンデザインに関してもあまりサプライズのないマクラーレンMP4-22であった。
マクラーレンMP4-22のシェイクダウンは17日に発表会の行われたバレンシアで行なわれる予定となっている。
昨シーズンのマクラーレン・メルセデスのマシンから考えてテストで注目しなければならないのは速さではなくて信頼性だろう。
いくら速いマシンでも1レース走りきる前にバカバカと壊れていては話にならない。