年間最優秀選手に贈られるFIFAワールドプレーヤーにイタリア代表主将ファビオ・カンナバーロが選出された。
カンナバーロは先日発表されたバロンドールも受賞しておりFIFAワールドプレーヤーとのダブル受賞で名実共に2006年の最高のプレーヤーであることを証明した。
バロンドールは記者投票、FIFAワールドプレーヤーは各国代表監督、キャプテンによる投票で決められるのでカンナバーロは内外から本当に素晴らしいと評価されたわけだ。
ちなみにFIFAワールドプレーヤーをDFを受賞するのは今回が初めてということでいかにDF、GKといったポジションがFW、MFに比べて評価されていないかがよく分かる。
FW、MFはたしかに試合においての華の存在であるが、彼らが目立つのはDF、GKがしっかりとした守備で前線にボールを送っているからだということをカンナバーロの受賞で気が付いてもらいたい。
スイス・チューリヒで開かれた授賞式で発表されたFIFAワールドプレーヤーを含めた各賞の受賞者は以下。
FIFAワールドプレーヤー:ファビオ・カンナバーロ(2位ジネディーヌ・ジダン、3位ロナウジーニョ)
ワールドカップ最優秀選手:ジネディーヌ・ジダン(2位ファビオ・カンナバーロ、3位アンドレア・ピルロ)
ワールドカップ最優秀GK:ジャンルイジ・ブッフォン
ワールドカップ最優秀若手選手:ポドルスキー
ワールドカップ得点王:ミノスラフ・クローゼ
ワールドカップ最優秀選手にジネディーヌ・ジダンが選出されたことには驚いた。
決勝で頭突きをするという行為をしておきながら選出されるほどジダンのプレーがワ-ルドカップで輝いていたとは私には到底思えないのだが。