来週の火曜日にチャンピオンズリーグのグループステージ最終節バイエルン・ミュンヘン戦を控えているインテルは土曜日のナイトゲームで試合が行なわれた。
インテルはホームのスタディオ・ジュゼッペ・メアッツァで9位のシエナと対戦し2-0でシエナを一蹴し、11勝3分の勝ち点36でリーグ戦の首位と無敗をキープし公式戦も11連勝のクラブ新記録をさらに更新した。
インテルのこれまでの公式戦連勝記録は8連勝が3度あっただけということなので今シーズンの11連勝は大記録といえるだろう。
11連勝の内訳は7勝がリーグ戦、3勝がチャンピオンズリーグ、1勝がコッパ・イタリアとなっている。
昨日の試合で先制ゴールを決めたのはミッドウィークのコッパ・イタリアでインテル移籍後初ゴールを決めたアルゼンチン代表DFニコラス・ブルティッソでレギュラーであるコロンビア代表DFイヴァン・コルドバの不在を全く感じさせないプレーを見せてインテルに貢献している。
2点目は後半の10分過ぎで決めたのはアルゼンチン代表FWエルナン・クレスポで昨日はインテルに大量に所属しているアルゼンチン勢が活躍しチームを勝利に導いた。
スコアだけで考えればインテルの楽勝であったように見えるのだが実はそうでもなく、クレスポが見事な動きで2点目を決める数分前にマイコンの緩慢なプレーでインテルはシエナにPKを与えてしまっているのだ。
幸いこのPKはGKのジュリオ・セーザルが完全にコースを読んでセーブしているので致命傷にはならなくて済んだのだが、もしPKが決まっていたとしたら昨日はインテルの快勝ではなかったであろう。
スクデットとビックイヤーを狙うためにはマイコンのような緩慢なプレーは致命傷になるだけにチーム全体がもう一度気を引き締める必要があるだろう。
火曜日のバイエルン・ミュンヘン戦は連勝記録の更新には最大の障害になるだろうが、もしアウェーのバイエルン・ミュンヘン戦で勝利することができればインテルの勢いはさらに増すことになるだろう。
ちなみに昨日のインテルのスタメンでイタリア人はマテラッツィとグロッソの2人。
イタリア人が全くいなかった時期に比較すればかなりマシなのだが、相変わらずイタリアのチームとは思えないスタメンである。