先週のジャパンカップに出走したものの優勝したディープインパクトと勝負さえすることができずに10着に惨敗したハーツクライの引退が発表された。
ハーツクライの通算成績は19戦5勝、主な勝利レースに有馬記念とドバイシーマクラシックのG1レース2勝がある。
ライバル視されていたディープインパクトのG1レース6勝とひかくすればハーツクライの成績はそこまでずば抜けて素晴らしいというわけではないのであるが去年の有馬記念で当時無敗であったディープインパクトを破ったことで強さが際立っていたのではないだろうか。
ハーツクライは当初は年内最後に2連覇を目指して有馬記念に出走して引退する予定であったのであろうが、陣営がジャパンカップ前に発表したハーツクライの喉なりの症状が思ったよりも重かったということがあるのだろう。
喉なりは競走馬にとっては致命傷になる病気だけにハーツクライの引退の判断はいい決断だったと私は思っている。
今後は種牡馬となるらしいので父親のサンデーサイレンスの血を次代へと繋げて欲しいものである。
それにしてもディープインパクトとハーツクライという現在の国内2強が引退するとなると来年の競馬は非常に物足りなくなるのは間違いないだろう。
JRAとしてもディープインパクトほどではないにしろ、新たなスターホース誕生を期待していることだろう。
さてさてディープインパクトフィーバーが去った後の競馬界を盛り上げるのはどの馬になるだろうか。