クロノス・トタル・シトロエンチームは今週末に開催されるWRC最終戦のラリー・GBにケガでリハビリ中の世界チャンピオン、セバスチャン・ロウブの欠場を正式に発表した。


ラリーGBのクロノス・トタル・シトロエンチームのラインナップはニュージーランドと変化のないクサビエ・ポンスとダニエル・ソルドになるということだ。


イギリスでの開催ということでラリーを盛り上げるためにも元世界チャンピオンのコリン・マクレーの起用を期待していたのであるが残念ながら実現はしなかったようだ。


今回のロウブの欠場はすでに前戦のラリー・ニュージーランドでロウブ自身のコメントにより発表されているので新鮮味はないがロウブの発表はあくまでロウブ個人の見解であって、今回の発表はクロノス・トタル・シトロエンチームからの正式発表という点で異なるというくらいだ。


ロウブはラリー・ニュージーランド同様にコースの確認を行なうために競技前に行なわれるレッキには参加する予定だという。


本来ならばクロノス・レーシングはBPフォードとマニュファクチャラータイトルを争っていただけにロウブを一刻も早く復帰させたかったのであろうが、ロウブの契約相手はあくまでシトロエン・スポールであり、クロノス・レーシングはロウブをシトロエン・スポールから借りている立場であったためにロウブの早期復帰には来シーズンより新型シトロエン・C4WRCでワークス復帰を果たすシトロエン・スポールからの指示があったように思われる。


ロウブには長期に休養したのだから来シーズンの開幕には完全な状態で復帰してきてもらいたい。


それにしてもWRCのオフシーズンは他のモータースポーツカテゴリーと比較して以上に短い。


12月の初旬にシーズンが終了したと思えばすぐに年明けの1月後半には新シーズンが開幕するのだから。