UEFAチャンピオンズリーグのグループステージも佳境の第5節。


インテルは決勝トーナメント進出のライバルとなるスポルティング・クラブ・デ・ポルトガルをホームへ迎えた。


この試合で勝利すれば最終節を待たずして決勝トーナメント進出が決まるということで昨日のスタディオ・ジュゼッペ・メアッツァはかなりの観客動員数を記録していた。


インテルウルトラスも多数スタジアムに応援に来ていたようで発炎筒を何本も使用するなど激しいパフォーマンスでインテルを応援していた。


試合は開始直後にクレスポがイブラヒモビッチのパスを受けてあっさりと先制ゴールを決めたと思ったのであるが、これは主審の判定でオフサイド。


私はリプレイを何度見てもなぜこのプレーがオフサイドになったのかは理解できなかったのであるが、主審はシュートをはなったクレスポをオフサイドとして判定したのか、クレスポがシュートを放ったときにプレーには全く関わっていなかったもののオフサイドポジションにいたスタンコビッチをオフサイドとして判定したのか一体どちらなのだろうか。


スタンコビッチのポジションであればオフサイドを取られても仕方がないと思うのだが、クレスポのポジションであればオフサイドでなかったと思う。


スタンコビッチにしてもクレスポのシュートの段階では全くプレーに関わっていないのでオフサイドの判定をされるのは不満なのだが。


さて不満はこの辺りで試合の方へ。


試合はこれ以降、目を覚ましたスポルティングがアウェーながら積極的に攻めに来たことで攻守の攻防が早く展開され非常に面白い試合になっていった。


しかし、スポルティングは怪我で1人選手を交代させ、さらに交代で入った選手がまたまた怪我で交代するなど攻撃の要にもなるサイドバックが相次いで負傷退場とゲームプランが完全に狂ってしまったようである。


試合が再び動いたのは前半の36分。


開始直後のゴールをオフサイドと判定されたクレスポが今度はスタンコビッチのパスをDFのオフサイドラインをぎりぎりで潜り抜けて完璧なゴールを決めた。


結局このクレスポのゴールが決勝ゴールとなりインテルは1-0でスポルティングに勝利。


この結果インテルは3勝2敗で勝ち点9、スポルティングは1勝2分2敗で勝ち点5となり最終節を待たずして決勝トーナメント進出を決めた。


同グループのもう1試合であるスパルタク・モスクワvsバイエルン・ミュンヘンは2-2の引き分けに終わったためにインテルは最終節のバイエルン・ミュンヘン戦に勝利することができればグループ1位で決勝トーナメント進出できることになった。


グループステージの1位と2位では決勝トーナメント1回戦で対戦するチームの強さがまるで違うだけになんとかバイエルンに勝利してグループ1位で通過してほしいものだ。