今シーズンも残り2戦となったWRC第15戦のラリー・ニュージーランドが開幕した。
すでにチャンピオンが決定していることもあってクロノス・トタル・シトロエンチームのセバスチャン・ロウブはラリー・ニュージーランドにも姿は現したものの競技には参加していない。
初日のトップに立ったのはロウブ欠場後のおなじみの展開となったBPフォードのマーカス・グロンホルム、2位にも同じくBPフォードのミッコ・ヒルボネンがつけている。
ロウブ欠場のためにチーム初のビックタイトルが手のひらから零れ落ちてしまったクロノス・トタル・シトロエンチームはダニエル・ソルドが4位、クサビエ・ポンスが5位となっている。
このままいけばラリー・ニュージーランドにて今シーズンのマニュファクチャラータイトルがBPフォードに決定しそうである。
ようやく復調気配の見え始めたと思えたスバル・ワールド・ラリーチームはペター・ソルベルグが6位、クリス・アトキンソンが9位と今シーズンの不調をそのまま未だに引きずっているようだ。
ソルベルグは来シーズンもスバル・ワールド・ラリーチームに残留することになっているが、今シーズンのような成績が続けばチームはソルベルグに愛想をつかされることになりかねない。
スバルはF1参戦に忙しいプロドライブとの縁をいい加減見直したほうがいいのではないだろうか。
ラリー・ニュージーランドの1番の注目であったMOTO GP王者の’ドクター’ことバレンティーノ・ロッシはやはり経験不足からか総合24番手と低迷中。
ロッシの経験不足とインプレッサWRC2005の戦闘力のなさが低迷の大きな原因だろうが明日以降の巻き返しに期待したい。