自転車でのトレーニング中に転倒して骨折をしてしまったクロノス・トタル・シトロエンチームのセバスチャン・ロウブが来週末に開催されるWRC第15戦ラリー・ニュージーランドを欠場することになった。


ラリー・ニュージーランドは来シーズンよりコースが変更されるためにロウブは競技には参加しないもののレッキだけには参加してコースを研究するとのことである。


ロウブが欠場することになったためにラリー・ニュージーランドでのクロノス・トタル・シトロエンチームのラインナップはクサビエ・ポンスとダニエル・ソルドの2人となるのだが、この2人ではマニュファクチャラータイトルで16ポイント上を行くBPフォードを捕らえることは不可能に近いだろう。


ロウブ自身はマーカス・グロンホルムのミスによりすでに3年連続のワールドタイトルを獲得しているので欠場したとしても全く問題ないだろうが、来シーズン以降はM2クラスへ転向する予定の為に今シーズンがチームの歴史として唯一のマニュファクチャラータイトル獲得の可能性のあったクロノス・レーシングにとっては非常に辛い状況となってしまった。


おそらくラリー・ニュージーランドでもBPフォードの2人ドライバーが優勝を争うことになり、クロノス・トタル・シトロエンの2人はスバル・ワールド・ラリーチームのペター・ソルベルグと表彰台をめぐって争うことになると私は予想している。


ちなみにロウブが最終戦のラリー・GBには参加する予定だということだが静養したほうが今後のためだと思うのだが。