世界チャンピオンで今シーズンもドライバーズランキングを独走するクロノス・トタル・シトロエンチームのセバスチャン・ロウブの欠場によって始まったWRC第13戦ラリー・オブ・トルコが終了した。
優勝はBPフォードのマーカス・グロンホルムで今シーズン5勝目。
ロウブが不在での10ポイント加算でグロンホルムはロウブとのポイント差を25ポイントにまで縮めることに成功した。
2位にもBPフォードのミッコ・ヒルボネンが入り、BPフォードはマニファクチャラータイトルで18ポイントの最大得点獲得に成功した。
BPフォードに対してライバルのクロノス・トタル・シトロエンチームはロウブの代役としてナンバーワンドライバーとして出場した元世界チャンピオンのコリン・マクレーは最終日に痛恨のリタイアでノーポイント。
さらにはチームメイトのダニエル・ソルドも7位で2ポイントを獲得するのがやっとというお寒い状況でマニファクチャラーランキングであっさりとBPフォードに逆転を許してしまった。
今回のトルコ終了後でBPフォードとクロノス・トタル・シトロエンのポイント差は9ポイントとなっている。
次戦からはエースのロウブが復帰できるだろうからまだまだマニファクチャラータイトルはわからないだろうが安定感が非常に高いBPフォードの2人のドライバーがそう簡単にリタイアするとは考えられないだけにクロノス・トタル・シトロエンとしては苦しい状況に追い込まれたと言っていいだろう。