何とかチーム結成以来の目標である日本GPをクリアしたスーパーアグリF1チームだが、鈴鹿で判明したのはライバルチームとの差があまりにも大きいという事実だけであった。
日本GPまではMF1レーシング、スクーデリア・トロ・ロッソとはある程度のところまで勝負できるだろうと予想されていたのであるが、レースを見てみればスーパーアグリF1チームのSA06はMF1のミッドランド・M16とトロ・ロッソのトロロッソSTR01に全く歯が立たない状態であった。
この鈴鹿での現状はやはりSA06がアロウズA23という古いマシンをベースにしているということがあるのだろう。
フロントサスペンション、リアサスペンションを大幅に改良して新しいエアロパーツを装着したり、エンジンのマウント位置を下げるなど現在のF1マシンのトレンドを導入したとしてもモノコックがアロウズA23である以上開発に制約があることは間違いない。
SA06の開発自体は残りのレースが最終戦のブラジルGPだけということもあり終了しているのだが、来シーズンのマシンであるSA07はどうするのであろうか?
噂によれば資金的に苦しいスーパーアグリF1チームはホンダ・レーシング・F1チームから一年落ちのカスタマーシャシーを供給してもらえるようにFIAと交渉しているとのことだ。
F1は現在各チームがコンストラクターとして独自のシャシーを使用しなければいけないというレギュレーションがあるのであるが08年からのコスト削減案導入以降はカスタマーシャシーを供給してもらうようになるということだ。
スーパーアグリF1チームはこの08年からのレギュレーションを07年から導入できるようにFIAと交渉しているというが、大切なレギュレーションの変更には参加全チームの賛成が必要だけになかなか大変なようである。
スーパーアグリF1チームがホンダ・レーシング・F1チームのシャシーを使用することを強行に反対しているのはスパイカーMF1ということらしい。
まあ直接のライバルになるであろうから反対することは当然といえば当然だろう。
さらにスパイカーMF1は資金力に関しては豊富なだけに資金力の乏しいチームの救済になるようなレギュレーションを導入したくはないという思うもあるのだろう。
日本人の私としては当然スーパーアグリF1チームがホンダ・レーシング・F1チームのシャシーを使用できることを望んでいる。
一年落ちとはいえホンダ・レーシング・F1チームのシャシーを使用できるとなればスーパーアグリF1チームの来シーズンのマシンは最低でもホンダRA106程度の実力を持っていることになる。
そうなればドライバーさえ才能があればすべてのレースで入賞を目指すことも不可能ではないだろう。