昨日行われたF1第16戦中国GPは我々フェラーリ派にとってはたまらないレースであった。
レーススタート時はサーキットコンディションは完全にウエットでミシュランタイアを履くルノーが圧倒的に有利に感じられた。
しかし天候はレースが進んでいくにつれて段々とドライ方向へとスイッチしていきフェラーリの履くブリヂストンタイアへ有利な天候へと変化していく。
とはいうもののアロンソとシューマッハーのタイム差は25秒と私はシューマッハーの優勝は諦めかけていた。
そして各チームが1回目のピットイン。
ここから流れが大幅に変化した。
ミハエル・シューマッハーとフェラーリチームはタイアが冷えることを嫌いスタート時に履いていたタイアのまま交換をすることなく第2スティントへ。
一方のアロンソとルノーチームはタイアを交換して第2スティントへ。
コンディションがブリヂストン側に変化していたことも作用してミハエル・シューマッハーが急激にアロンソとの差を詰めはじめレース中盤でトップに躍り出る。
天候がドライへシフトしはじめたこともあったが空に雨雲が漂っているということで各チームは2回目のピットインではドライタイアを履くチームとスタンダードウェツトタイアを履くチームに分かれる。
ミハエル・シューマッハーは2回目のピットインで初のタイア交換でドライタイアにスイッチ。
フェラーリのドライタイア装着を見て各チームともにドライタイアを選択するのだが、レースは終盤にも再び雨が降り始めるなど天候が再びミシュランタイアへ有利な方向へシフトしはじめる。
しかし今度は順位は変更することなくミハエル・シューマッハーが大逆転で優勝。
ミハエル・シューマッハーは今シーズン7勝目で通算91勝目。
中国GPの結果ミハエル・シューマッハーとアロンソのポイントは116ポイントと全くのイーブンだが優勝回数の差でミハエル・シューマッハーが今シーズン初めてドライバーズランキングのトップに躍り出た。
さあ今週は鈴鹿での最後の日本GP。
ミハエル・シューマッハーの日本でのラストダンスを大いに楽しみにしたい。
シューマッハーは日本GPで勝利すれば通算92勝目。
F1通算勝利記録2位のアラン・プロストの51勝+3位のアイルトン・セナの41勝の合計に並ぶことになる。
タイトルと偉大な記録を是非日本で期待したいものだ。