レッドブルレーシングが今シーズン残り3戦のレースをクリスチャン・クリエンに代えてサードドライバーであるロバート・ドーンボスをレースドライバーに起用することを発表した。


クリエンは今シーズンでレッドブルレーシングを追われることになっているのだが、レッドブルの総帥であるディートリッヒ・マテシッツの提示した来シーズンのチャンプカーかDTMの転向を拒否したことが今回のシーズン途中での解雇につながったものと考えられる。


F1にどうしても残りたい強い思いのあるクリエンはこれにより正式にレッドブルの傘から抜け出すことに成功したわけだが果たしてクリエンが座れるようなF1のシートがあるのだろうか?


残っていそうなシートはMF1レーシングを買収したスパイカーのシートかスーパーアグリF1チームのシートくらいだろう。


まだ発表されていないのでマクラーレン・メルセデスのシートも空いているともいえるのだがロン・デニスが来シーズンのレースドライバーはマクラーレンファミリー以外から起用するつもりはないとのコメントからすればアロンソのパートナーとして可能性があるのは現在レースドライバーを務めているペドロ・デ・ラ・ロサ、テストドライバーのゲイリー・パフェット、GP2のルイス・ハミルトンの3人になるだろう。


今回のクリエンの選択はF1に残るためには最善の策だったと思うのだがクリエン自身のレースキャリアを考えるならマイナスに働きそうな感もある。


クリエンはこれからどこへ向かうのだろうか?