来シーズンよりワークスチームとしてWRCに復帰を果たすシトロエン・スポールが来シーズンのドライバーラインナップを発表した。
大方の予想通りというかほとんどのラリーファンが分かっていたと思うが来シーズンのシトロエンのラインナップは世界王者セバスチャン・ロウブと若手のダニエル・ソルドになる。
マシンは今シーズン使用しているクサラWRCからいよいよ新型のC4WRCへとチェンジされる。
フォードがフォーカスを段階的にバージョンアップさせてニューマシンとして投入してきたのとは異なり、シトロエンのC4WRCはこれまでのクサラWRCとは全く異なる車をベースにしているだけにその完成度に注目だ。
C4WRCのテストも担当しているロウブによれば速さはかなりのものらしいのだがWRCは信頼性が無くては勝つことができないので信頼性のテストがどのあたりまで実行されているかに注目している。
元来シトロエンのマシンはターマックラリーでは強さを発揮してきたのであるが来シーズンのドライバーラインナップであるロウブ、ソルドともにターマックを非常に得意としているだけに来シーズンのターマックラリーではすべてのイベントをシトロエンの2人が独占してしまうということも起こりえるだろう。
シトロエンがワークスとして復帰してくるにあたって気になる点がいくつかある。
1つ目は現在のシトロエンのワークスといってもいいクロノス・トタル・シトロエンチームの処遇である。
今シーズンは全戦参加が義務であるM1クラスでエントリーしているが来シーズンはワークスではなくなるためにエンジニアの人数やスポンサーの数などもかなり制限されることが予想される。
クロノスの代表によればWRCから撤退することは無いようだがやはり参戦クラスを全戦参加義務の無いM2クラスに下げてクサラWRCを使用しての参戦になるだろうか?
2つ目はクロノス・トタル・シトロエンチームのスポンサーである。
チーム名にも使用されているトタルはシトロエンがワークス活動を休止する前からシトロエンワークスのスポンサーでありチーム名もシトロエン・トタルとしてエントリーしていたので来シーズンもシトロエン・トタルとしてワークスのスポンサーに返り咲くものと予想される。
もう一つのメインスポンサーであるゴロワーズはどう動くのだろうか?
今シーズンの直前になってMOTO GPのヤマハ・ワークスとの契約を打ち切ってクロノス・トタル・シトロエンチームのメインスポンサーに名乗りを上げたゴロワーズだが来シーズンも現在のままクロノスのスポンサーになるのだろうか?
それともWRCからは今シーズンで去っていくのだろうか?
私はシトロエンワークスのスポンサーにゴロワーズがなる可能性は低いと見ている。
何しろシトロエンとゴロワーズの企業のイメージカラーが違い過ぎる。