元F1ドライバーでF1を引退してからはDTMに参戦しているジャン・アレジが今シーズン限りでDTMから去ることを発表した。


アレジによればDTMを去るだけでレーシングドライバーとしてのキャリアに終止符を撃つつもりはないようだ。


今シーズンは1年落ちのメルセデスCクラスDTMでシーズンを戦っているアレジはメルセデスの自分に対する待遇に非常に不満を持っているようでこれ以上DTMではモチベーションが保てないようだ。


待遇の一例を挙げればメルセデスがアレジにマシンのテストをさせたのはDTMに参戦して5年間でわずか3日間であるということらしい。


5年間で3日ということはひどいシーズンには一度もテストの機会なくレースに臨んでいることになる。

そのような状態でレースで好成績を求めるのはメルセデス側の傲慢以外にない。


よくアレジが5年間も我慢していたものだと感心してしまう。


まだ2007年シーズンにアレジがどのカテゴリーで走るかは発表されていないがアレジの年齢的なことから考えてもフォーミュラーでは体力的には非常に辛いだろう。


可能性があるのはDTMと同じツーリングカーレースとなるだろうがWTCC(世界ツーリングカー選手権)、スーパーGT、FIA-GT選手権辺りになるだろうか。


私としては日本でライブ中継のあるスーパーGTに参戦してくれると非常に嬉しいのだが。