9月3日に行われたアメリカン・ル・マンシリーズ(ALMS)第8戦モスポートはアラン・マクニッシュ、リナルド・カペッロ組のアウディR10TDiが優勝し今シーズンのアメリカン・ル・マンシリーズのタイトルを獲得した。
今シーズンの途中からALMSに投入されたアウディR10TDiであるが出走したレースでは全勝と耐久レースでは現在は無敵を誇っている。
現状のル・マンシリーズのレギュレーションから考えてアウディR10TDiを破ることができるようなマシンは見当たらないだけに当分の間はアウディR10TDiの天下になると思われる。
来シーズンになればプジョーがディーゼルマシンでル・マン24時間レースに出場することを表明しているだけにALMSに参戦してくればアウディR10TDiといい勝負をするのではないだろうか。
環境にやさしいディーゼルエンジンをモータスポーツに投入し企業としてのイメージをさらに高めつつあるアウディに対して日本メーカは何の手段も講じないのだろうか?
環境に重大な影響を及ぼすガソリンエンジンばかりに依存しているようでは10年後は間違いなく痛い目を見ることになるだろう。
唯一10年後もまともに存在していそうなのはハイブリッド車の市場を独占しているトヨタくらいだろうか。