WRCに昇格して3回目となったWRC第11戦ラリー・ジャパンが終了した。
優勝は2日目にトップにたったクロノス・トタル・シトロエンチームのセバスチャン・ロウブでラリー・ジャパンは初勝利、今シーズンは7勝目、通算ではカルロス・サインツを抜いてついに単独最多勝となる27勝目を挙げた。
ラリー・ジャパンでの優勝でついにWRC史上最強のドライバーになったロウブであるがこれからは彼の足跡すべてが伝説としてWRCの歴史に刻まれていくのだ。
2位には初日にトップに立っていたBPフォードのマーカス・グロンホルムが入ったもののロウブとのポイント差は残り5戦を残して33ポイントと絶望的な状況がさらに度を増したといったところだろう。
リタイアが今シーズンは1度も無く優勝しなかったイベントでも2位にしか入っていないロウブがリタイアすることは考えられないだけにチャンピオン争いはすでに決まりだろうがグロンホルムにはせめて意地を見せて残りのイベント全勝を狙ってもらいたいものである。
3位には初日からずっと一人旅の状態であったBPフォードのミッコ・ヒルボネンが入っている。
期待されたスバル・ワールド・ラリーチームはクリス・アトキンソンの4位が最高位。
チームリーダーのペター・ソルベルグは終始トラブルに悩まされ続け一度も優勝争いをすることなく7位に終わってしまった。
日本人ドライバーではWRカーで参加の新井敏弘が総合6位で見事ポイントを獲得した。
久しぶりのWRカーでこの成績は十分に賞賛に値する成績だろう。
併催されていたPCWRCでは奴田原文雄が見事に逆転優勝を飾っている。
奴田原は今シーズンPCWRCのイベントはラリー・モンテカルロとラリー・ジャパンしか参加していないのだがいずれも優勝と見事な成績を残している。
イベント的には3回目となって熟成されてきた感のあるラリー・ジャパンだがロウブが苦言を呈していたようにコースにわだちができてしまうのを何とか防ぐ手立ては無いだろうか?
この辺りの課題は来シーズンのラリー・ジャパンに期待である。