フランス・リーグドゥのグルノーブルに所属していた大黒将志がセリエAに久しぶりに昇格したトリノへ移籍した。
大黒にとってはレベルの低い2部リーグからセリエAという高いレベルへの移籍ということでモチベーションは非常に上がっていることだろう。
今シーズンのトリノはユベントスが降格したために本拠地トリノで唯一のセリエAのチームとしてファンの期待も高いだろう。
移籍市場閉鎖直前に小笠原、大黒のセリエA移籍が決定したために今シーズンのセリエAの日本人選手は早々にカターニャへ移籍していた森本を含めて3人となった。
小笠原、大黒、森本の3人が移籍したクラブはいずれもインテル、ミラン、ローマなどスクデットを狙えるような選手層の厚いビッククラブではなく第一目標がまずはセリエA残留というクラブだけに結果を早急に出さなければチームで戦力外になる可能性は高い。
それだけに印象的な活躍を序盤戦で見せる必要がある。
日本人選手はどうもセリエAに集まる傾向があるのだがフィジカルコンタクトの厳しいセリエAでまともに戦っていくことの出来る選手が3人の中にいるだろうか。
一番セリエAで伸びる可能性があるのはカターニャへ移籍した森本だろうか。
大黒も2部とはいえ欧州での経験があるだけにセリエAで飛躍的に成長する可能性がないとは言えない。