ベティスに所属するスペイン代表MFホアキンのバレンシア移籍問題が泥沼化してきている。
ホアキンとバレンシアは相思相愛のようだがベティス側はバレンシアに移籍させるつもりは毛頭無いようで前ベティス会長で現在でもクラブの筆頭株主のロペラ氏の提案によって泥沼化しそうである。
ロペラ氏の提案を受けたベティス側はホアキンに対して懲罰的に2部のアルバセテへの移籍を命令したということらしい。
今回のようなクラブの意向に逆らった選手に対して懲罰的な移籍を通告するという処分は選手の移籍の自由を認めたボスマン判決に反するような気がするのであるがどうなのであろうか。
ベティスがホアキンのバレンシア移籍にここまで抵抗するのはよく言えばベティスにとってホアキンが換え難い選手であるという証拠であろうが、悪く言えばバレンシアのような移籍金を大して提示しないクラブよりも高額な移籍金を提示してくれるようなレアル・マドリードなどのビッククラブへ移籍させて金を稼ごうという意図があるようにも思われる。
移籍市場の閉鎖は8月31日だがそれまでにホアキン問題は沈静化するだろうか。
ちなみに昨日開幕したリーガ・エスパニョーラ開幕戦ではベティスvsバレンシアが行われバレンシアが2-1で勝利している。
バレンシアに敗北したことでさらにベティス側の態度が硬化することも予想されるがさてどうなるやら。